化粧水は手で使うよりもコットンを使うことで肌を潤わせることができます。
なぜなら、コットンには凹凸がないので肌の表面に満遍なく化粧水を行き渡らせることができるからです。
手で使うと肌に満遍なく化粧水を行き渡らせることができずムラになりやすいので、コットンで化粧水をつけるのがおすすめです。
今回の記事では、化粧水をコットンでつけた時の効果やメリットについてお伝えしていきます。
コットンの正しい使い方もご紹介しているので、毎日のスキンケアの参考にしてください。
目次
コットンを使うと肌に満遍なく化粧水をつけることができる
化粧水は手でつけるよりもコットンでつけた方が肌に均等に馴染ませることができます。
なぜなら、コットンには手のように凹凸がないからです。
そのため、小鼻や目元のような狭いところでもコットンを使うことで満遍なく化粧水をつけることができるのです。
また、肌には溝がたくさんあり、この溝がキメをつくっています。
とても細かいので、手では化粧水が浸透しにくいのです。
コットンなら全体的に満遍なく化粧水が行き渡ります。
化粧水をコットンでつけた時の効果
化粧水をコットンでつけることで、肌の表面に満遍なく化粧水が行き渡ります。
そうすることで乾燥を防ぎ、シワなどの肌トラブルを防ぐ効果があるのです。
さらに、手とは違って清潔な状態で化粧水をつけることができるので、雑菌などが顔に着く心配もありません。
つまり、コットンは肌を清潔な状態のまま、化粧水を浸透させる効果があるのです。
手で化粧水をつけた場合のメリットとデメリット
手で化粧水をつけることが悪いというわけではありません。
コットンで化粧水をつけた場合と手で化粧水をつけた場合の違いを理解するために、まずは手で化粧水をつけた場合のメリットとデメリットを説明していきます。
手を使用した場合のメリット
手を使用した場合の主なメリットは5つあります。
肌に対する刺激が少ない
手を使って化粧水をつけた場合、コットンを使用するよりもお肌への摩擦が減り肌への刺激が少ないと言われています。
肌の状態に気付きやすい
手を使用した方が肌が潤っているかどうか確認できるので、保湿が足りているかどうかがわかります。
お金がかからない
金額が小さいとはいえ、コットンを使用するとお金がかかります。
それに比べて手を使って化粧水をつけた方が経済的です。
また、コットンを使用するとどうしても化粧水がコットンに残ってしまいます。
手を使用すればそういうことはありません。
手を使用した場合のデメリット
手を使用した場合のデメリットは4つあります。
不衛生で肌トラブルの原因になる
手に雑菌がついたまま化粧水を使用すると、顔に雑菌がつく可能性があります。
それが原因で肌が荒れる場合もあります。
ムラになりやすいので保湿されない
手には凹凸があるので、ムラになりやすいと言われています。
溢れる
化粧水を多く出しすぎたとき、手から化粧水が溢れると無駄になってしまいます。
その点、コットンは化粧水を多く出しすぎたとしても吸収してくれるので溢れることはありません。
手で使えないものもある
ふき取り化粧水や皮脂の分泌をコントロールするような収れん化粧水などはコットンでの使用を指示されていることがあり、手で使用できないものもあります。
コットンで化粧水をつけた場合のメリットとデメリット
続いてコットンで化粧水をつけた場合のメリットとデメリットをみていきましょう。
コットンを使用した場合のメリット
コットンを使用した場合のメリットは6つあります。
肌の水分量が保たれる
手で化粧水をつけた場合とコットンで化粧水をつけた場合を比べると、コットンで化粧水をつけた場合の方が肌の水分量が保たれるということがわかっています。
また、化粧水をコットンでつけるだけではなく、化粧水をコットンでパックするとさらに肌の水分量が保たれるということもわかっています。
満遍なくつけられる
手よりも凹凸が少ないコットンの方が、お肌に満遍なく化粧水を行き渡らせることができます。
また、コットンを折って使えるのでお肌の細部まで均等につけることができます。
清潔
コットンを使用すると、手が肌に直接触れません。
清潔な状態で化粧水をつけることができます。
化粧水を選ばず使える
コットンはどの化粧水でも使用することができるので、化粧水選びに困りません。
例えば、ふき取り化粧水や収れん化粧水は手でつけるとムラができてしまうので、コットンがないとつけることはできません。
逆を言えば、コットンがあれば好きな化粧水を選ぶことができるのです。
コットンを使用した場合のデメリット
強く擦りながらつけると肌の刺激となる
コットンで化粧水をつける時、強く叩いたり擦ったりすると肌の刺激となります。
その刺激が原因で肌に負担がかかり、肌荒れとなる可能性もあります。
またコットンの使い方だけが刺激となるわけではありません。
コットンの素材が悪かったり、肌に合わなかったりすることも刺激を与える恐れがあるのです。
肌の変化に気づきにくい
コットンで化粧水をつけると、肌を直接触ることがありません。
少しの肌の変化にも気づきにくくなる可能性があり、気付いた時には肌トラブルが大きくなってしまう可能性もあるのです。
コットンに吸収された化粧水を最後まで使い切ることができない
コットンで化粧水をつけた時、吸収された化粧水を全て使い切ることはできません。
だからと言って、少ない量で化粧水をつけるとコットンが毛羽立ちます。
毛羽立ったコットンを使うと刺激となって肌を痛めることになります。
コットンを使った化粧水のつけ方
ここからはコットンを使った化粧水のつけ方を説明していきます。
コットンは横に持つ
コットンは横に持ちます。
横とは繊維の向きのことで、よく見ると同じ方向に向かっているのがわかります。
中指と薬指にコットンを置き、人差し指と小指で挟みます。
化粧水をコットンに染み込ませる
化粧水はコットンの裏側まで染み込むくらいつけることと指の形に沿って縦長に出すことです。
この2つのポイントに気をつけて化粧水をコットンに染み込ませます。
コットンの繊維の流れに沿って馴染ませる
コットンで化粧水をつける時は、コットンの繊維の方向と同じ流れに沿って化粧水をつけていきます。
顔の中心から外側に向けて馴染ませる
実際に化粧水をつけていくときは、顔の中心から外側に向かって撫でるようにつけていきます。
小鼻や目元などの凹凸のある部分は、コットンを中指1本に持ち替えて化粧水をつけていきましょう。
また、化粧水が足りなくなってきたら、そのまま使用せずに少しずつ化粧水を足してコットンを当てていきましょう。
美肌になるコットンの条件
化粧水で肌を保湿するためにはコットン選びも大切です。
美キュレが独自で調査した良いコットンの条件を紹介していきます。
毛羽立ちにくいコットン
毛羽立ちにくいコットンを選びましょう。
毛羽立ちやすいコットンは肌に摩擦が生じ、痛めてしまう可能性があります。
コットンにも色々種類がありますが、中でも両端が縁取られているサイドシールタイプのコットン・周りが全て囲われているラウンドタイプのコットンが毛羽立ちにくく、化粧水をつけるのに適しています。
コットンの安全性が確認できる商品を選ぶ
コットンの加工過程では漂白剤などの薬剤を使って製造している場合があります。
コットンは薬事法において「雑貨品」となるので、法的な製造基準や販売基準がありません。
しかし、「エコテックススタンダード100」という繊維製品の安全性を国際レベルで認証する機関があります。
ここでは資生堂とユニ・チャームのコットンが一番厳しい基準を満たし、赤ちゃんの肌にも使えると認められています。
おすすめのコットン
ユニ・チャーム|シルコット うるうるコットンスポンジ仕立て

少ない化粧水の量でパッティングができるコットンとして有名。
サイドシールタイプなので、毛羽立ちも少ない商品です。
2枚に剥がすとパックもしやすい商品なので、コットンパックとしても使用できます。
また、蛍光漂白剤が使用されておらず「エコテックススタンダード100」で」製品分類1(乳幼児用製品)」をクリアしているので、肌が弱い方にもおすすめです。
内容量 | 40枚(80カット) |
amazon価格 | 180円(税込) |
資生堂|お手入れ コットン

天然綿100%使用した素材にこだわったコットン。
比較的厚みのあるコットンで使いごごちが柔らかいのが特徴です。
水で編むという特別な方法で製造しているため、毛羽立ちにくく作られています。
資生堂のコットンも「エコテックススタンダード100」で」製品分類1(乳幼児用製品)」をクリアしているので、肌が弱い方にもおすすめです。
内容量 | 80枚 |
公式サイト価格 | 440円(税込) |
まとめ
コットンを化粧水でつけると、肌の表面に満遍なく潤いが行き届きます。
そのため、肌の水分量が保たれ潤いが持続します。
しかし、コットンの使い方によっては摩擦が起きて肌を傷める可能性がありますす。
- 強く擦らない
- コットンを毛羽立てないくらいの適量の化粧水を使う
- コットンの繊維と同じ方向に沿って化粧水をつける
ここに注意して使っていきましょう。