ニキビに油分は大敵…
でも、クレンジングはオイルタイプを使いたい…
クレンジングオイルは洗浄力が高いので、ストレスなくメイクを落とせますよね。
しかし、クレンジングオイルはニキビを悪化させると言われているので、敬遠している人も多いのでは?
実は、ニキビにクレンジングオイルが悪いとは言い切れないのです。
なぜなら、クレンジングオイルはニキビの原因となる皮脂や古くなった角質汚れまで、落としてくれるからです。
ただ、クレンジングオイルの選び方を間違えると、ニキビが悪化する可能性はあります。
そこで、今回はニキビ肌でも使えるクレンジングオイルの選び方について説明します。
ニキビ肌におすすめのクレンジングオイルも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
目次
ニキビ肌でもクレンジングオイルがおすすめの理由
ニキビ肌でもクレンジングオイルがおすすめな理由は2つあります。
- メイクや皮脂汚れが落ちやすい
- 時間をかけずにクレンジングができる
その理由について説明していきます。
メイクや皮脂汚れが落ちやすい
クレンジングオイルは、メイクや皮脂汚れを落としやすいです。
なぜなら、クレンジングオイルは油分だけで構成されており、メイクや皮脂汚れも同じ油性だからです。
油性同士なので、クレンジングオイルがメイクや皮脂汚れに馴染みやすく、しっかりと落としてくれます。
時間をかけずにクレンジングできる
クレンジングオイルは洗浄力が高い分、時間をかけずにクレンジングすることができます。
肌への負担が少ないという理由で、洗浄力が低いクリームタイプやミルクタイプのクレンジングがおすすめされることもありますよね。
しかし洗浄力が低いので、メイクを落とすまでに長時間クレンジングをしなければいけなくなり、逆に肌への負担がかかってしまう可能性があるのです。
その点、クレンジングオイルなら短時間でさっと落とせます。
だから、クレンジングオイルは肌への負担が軽く、ニキビ肌でもおすすめなのです。
ニキビ肌でも使えるクレンジングオイルの選び方
ニキビ肌でもクレンジングオイルがおすすめな理由をお伝えしましたが、クレンジングオイルなら何でもOKというわけではありません。
ここでは、ニキビ肌でも使えるクレンジングオイルの選び方をお伝えします。
エステル系クレンジングオイルを選ぶ
クレンジングオイルは3種類に分けられます。
- 油脂系
- エステル系
- 炭化水素系(ミネラルオイル)
ニキビ肌におすすめなのは、エステル系のクレンジングオイルです。
油脂系クレンジングオイルがおすすめできない理由は、肌の皮脂の成分と類似しておりニキビの原因となるアクネ菌の増殖に繋がるからです。
エステル系のクレンジングオイルに油脂系の成分が配合されていることもあるので、選ぶときは気をつけましょう。
また、炭化水素系のクレンジングオイルは必要以上の油分を取り除き、肌に残りやすい成分です。
エステル系クレンジングオイルの洗浄力を高めるために配合されている場合もあります。
ニキビが不安な人は、炭化水素系がメインで使用されているクレンジングオイルは避けるのが良いでしょう。
- エチルヘキサン酸セチル
- トリエチルヘキサノイン
- パルミチン酸イソプロピル
- パルミチン酸エチルヘキシル
- ミリスチン酸イソプロピル
殺菌・抗炎症作用のある成分で選ぶ
殺菌・抗炎症作用のある成分が配合されているクレンジングオイルもおすすめです。
ニキビの赤み・炎症を鎮静してくれます。
殺菌作用のある成分 | ニキビの原因となるアクネ菌を死滅させる |
---|---|
抗炎症作用のある成分 | 赤ニキビの炎症を鎮める |
様々な殺菌・抗炎症作用成分がありますが、クレンジングオイルには以下の成分が配合されていることが多いです。
- イソプロピルメチルフェノール
- サリチル酸
- グリチルレチン酸ステアリル
クレンジングオイルを選ぶときにチェックしてみてくださいね。
ノンコメドジェニックテスト済みで選ぶ
ノンコメドジェニックテストは、皮脂腺が多い人の背中で初期ニキビであるコメドが現れないかどうかを確認し、ある一定の基準をクリアした化粧品に記載されます。
ニキビがある状態の肌は敏感になっているので、肌の刺激とならないクレンジングオイルを選ぶ必要がありますが、実際に使用するまで肌の刺激があるかどうかは分かりません。
そこである程度の目安となるのが、ノンコメドジェニックテストをクリアしているかどうかです。
ノンコメドジェニック以外にも様々なテストがあります。
ノンコメドジェニックテスト | 初期ニキビができにくいか |
---|---|
アレルギーテスト | アレルギー反応が現れないか |
スティンギングテスト | ピリピリなどの刺激が現れないか |
ニキビが全くできないというわけではありませんが、ニキビに気を遣っているクレンジングオイルかどうかの一つの判断基準となるはずです。
また、アルコールフリー処方や無添加処方と記載されているクレンジングオイルもおすすめですよ。
ニキビ肌にもおすすめのクレンジングオイル
ニキビの選び方を説明しましたが、自分で探すのは面倒な人に向けて、ニキビ肌にも使えるおすすめのクレンジングオイルを紹介します。
何を使えば良いかわからないという人も参考にしてみてください。
【PR】FANCL|マイルドクレンジングオイル
毛穴の詰まり・ごわつきが気になる…
その状態でメイクをしてもカバーしきれませんよね。
しかも、毛穴の汚れは放置するとニキビの原因にもなってしまいます。
そこでおすすめなのが、FANCLのマイルドクレンジングオイルです。
配合成分の熟成ホップエキスが角質を柔らかくしてくれるから、肌を擦らなくても汚れをしっかりオフしてくれます。
しかも120mLで税込1,870円とコストパフォーマンスが高いのも人気の理由です。
防腐剤・香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤フリーの無添加なのも嬉しいですね。
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気になる人はチェックしてみてください。
内容量 | 60mL |
---|---|
公式サイト価格 | 初回500円(税込) |
dプログラム|エッセンス イン クレンジングオイル
ニキビができやすい敏感肌だけど、忙しくてクレンジングが疎かに…
時間をかけずにスキンケアをしたいから、クレンジングオイルでさっとメイクを落としたいというのが本心ですよね。
そんな人におすすめなのがdプログラムのクレンジングオイルです。
50年も敏感肌の研究をしている資生堂のブランドで、美容オイルが肌にすーっと馴染んでメイク汚れなどをしっかり落としてくれます。
もちろん、薬用有効成分配合だからニキビ・肌荒れも防いでくれるのもポイントです。
内容量 | 120mL |
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amazon価格 | 2,750円(税込) |
ルナメアac クレンジングオイル
毎日欠かさずスキンケアをしていても、大人ニキビは繰り返しできてしまいますよね。
そんな人におすすめなのがルナメアACのクレンジングオイルです。
ルナメアACは富士フイルムが長年育んできたナノ化技術を活かしたニキビケアブランド。
毛穴に詰まりやすいファンデーションの汚れをしっかりオフし、ニキビを防いでくれます。
さらに、ハーブ由来のうるおい成分も配合しているから、大人ニキビの原因である乾燥にもアプローチしてくれるのも◎
内容量 | 120mL |
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amazon価格 | 2,310円(税込) |
ニキビを悪化させない!正しいクレンジングオイルの使い方
ニキビでも使えるクレンジングオイルでも、使い方を間違っているとニキビができてしまいます。
クレンジングの使い方を見直して、この機会に正しいクレンジングオイルの使い方を確認しましょう。

特に濃いメイクをした日は予め専用リムーバーで落とすのがおすすめ。
目元・口元のメイクを落とそうと擦ることで色素沈着などの新たな肌トラブルが生まれる可能性あるので注意しましょう。

クレンジングオイルの適量はメーカーによって変わりますが、約500円玉大を適量としているところが多いです。
濡れた手でも使えるクレンジングオイルもありますが、洗浄力は落ちてしまいます。
手早くクレンジングをする必要があるため、乾いた手で使用しましょう。

クレンジングオイルは
- Tゾーン(額・鼻)
- Uゾーン(頬・顎)
- 目元・口元
の順で馴染ませます。
Tゾーンから馴染ませるのは、皮脂の分泌量が多いからです。
そして、目元・口元は皮膚が薄いので、最後に馴染ませます。
長時間馴染ませると、浮かした汚れが肌に戻ってしまうので、30〜60秒で素早く行うのが理想です。
この時も擦らずに馴染ませることに注意しましょう。

乳化とは少量の水を加えてクレンジングオイルと馴染ませる作業です。
油分と水分は馴染みが悪いので、少量の水を付けて肌をクルクルと馴染ませて、クレンジングオイルを白くさせます。
乳化させることで、クレンジングオイルのすすぎ残しを防止します。
また、すすぐ回数が減るので摩擦が軽減して肌の負担も少なくなるのです。
乳化する時も、時間をかけすぎるのは良くありません。
30〜60秒以内におさめましょう。

クレンジングが白く乳化できたら、やさしく洗い流していきます。
すすぎ残してしまうと、ニキビが増えたり悪化したりする原因に。
せっかくクレンジングオイルを変えて丁寧に汚れを落としても意味がなくなってしまいます。
また、髪の生え際・フェイスライン・小鼻などの洗い残しが多い部分にクレンジングが残らないように丁寧にすすいでいきましょう。
ニキビの予防法
ニキビに悩まないためには、ニキビができにくい肌作りが大切です。
残念ながら、クレンジングオイルだけでニキビの悩みが無くなることはありません。
クレンジングオイル以外にも気をつけたいポイントがあるので、できることから取り入れてみましょう。
スキンケア
スキンケアの基本は、洗浄と保湿です。
使っているスキンケアを変えなくても、正しいスキンケアをするだけで肌悩みが消えることもあります。
スキンケアにおいて大切なポイントをピックアップしたので、自分のスキンケア方法を見直してみましょう。
クレンジング後は必ず洗顔する
クレンジングオイルには、W洗顔不要の商品があります。
それでも、クレンジングの後は洗顔料を使用してW洗顔するのがおすすめです。
クレンジングは油性の汚れを、洗顔は水性の汚れを落とします。
さらに、クレンジングのすすぎ残しを防ぐことにも役立つのです。
また、洗顔するときは手を逆さにしても落ちないぐらい泡立てるのもポイントです。
濃密な泡は肌との摩擦を軽減し、ニキビ悪化を防ぎます。
さらに、泡立てることで表面積が増えるので、小鼻などの細かい部位や毛穴の奥まで洗えるのです。
保湿にはセラミド
保湿にはセラミドが配合されている化粧品を使ってみましょう。
大人ニキビは乾燥による皮脂の過剰分泌が原因であることが多いです。
だから、クレンジング・洗顔後は肌にうるおいを与えなければなりません。
しかし、ニキビがある状態の肌は敏感になっています。
そこでおすすめなのがセラミドが配合されている化粧品です。
セラミドは肌表面にある角質層に存在している成分で、肌のバリア機能を助けます。
敏感肌の人にもおすすめの成分です。
ニキビのタイプ別の予防法
ニキビは4つの段階があり、白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビと段階的に悪化します。
どのニキビの段階でも基本のスキンケア方法は変わりません。
しかし、ニキビの状態によって、やって良いこととダメなことがあるのです。
白ニキビ・黒ニキビ|角質ケア
白ニキビ・黒ニキビには角質ケアを取り入れてみましょう。
白ニキビはニキビの初期段階で、皮脂が毛穴に詰まっている状態です。
詰まった皮脂が酸化すると、黒ニキビになります。
白ニキビ・黒ニキビともに、ターンオーバーの乱れで古くなった角質が蓄積したことが原因です。
白ニキビ・黒ニキビから悪化させないためには、角質ケアで蓄積した角質を除去してあげます。
無理やり角質を剥がすケアではなく、角質ケアできる洗顔料を使用したり角質ケア用の美容液が肌への刺激が少なくておすすめですよ。
赤ニキビ|有効成分配合スキンケア
赤ニキビには、有効成分が配合しているスキンケアに変えてみましょう。
赤ニキビはすでに炎症が起きている状態なので、早く治したいならクリニックへ相談するのが好ましいです。
しかし、できる限り自分でケアしたいですよね。
それなら、普段から使用しているスキンケアを有効成分が配合しているスキンケアに変えてみましょう。
有効成分は厚生労働省に認められた成分です。
抗炎症成分や殺菌成分として認可された成分が配合されているなら、ニキビにアプローチしてくれます。
赤ニキビになってしまったら、ピーリングなどの角質ケアは肌の刺激となるのでやめましょう。
黄ニキビ|クリニックへ
黄ニキビは、膿が出てる状態です。
この状態になってしまったら、クリニックを受診しましょう。
間違っても、早く治そうとニキビを潰すことはやめてください。
ニキビ跡になって元の肌に戻らなくなる可能性があります。
生活習慣
残念ながら、ニキビはスキンケアだけでは改善しません。
ニキビ知らずの肌を目指すなら、生活習慣を見直す必要があります。
見直したいのは睡眠と食事です。
質の良い睡眠を取る方法
睡眠の質を良くすることが美肌への近道です。
なぜなら、睡眠中に成長ホルモンが分泌されやすくなるからです。
成長ホルモンは肌の細胞を作りに関わっており、入眠してから3〜4時間の間に多く分泌されます。
眠りが浅いと、成長ホルモンが分泌されるチャンスが減ってしまうのです。
- 睡眠の質を高めるためには、
- 朝起きて日光を浴びる
- 寝る前にTV・スマートフォンなどの明るい画面を見ない
- 寝る3時間前までに食事を終わらせる
を意識してみてくださいね。
睡眠と同じくらい大切なのが、食事です。
栄養バランスの良い食事は健康だけではなく美肌にも関わります。
しかし、仕事やプライベートで忙しい私たちには、栄養バランスを考えて食事を取ることは難しいですよね。
そんな人にはビタミンB・ビタミンC・ビタミンEを意識的に取るのがおすすめです。
栄養素 | 働き | おすすめの取り入れ方 | 摂取量/日 | 食べ物 (100g当たりの含有量) |
---|---|---|---|---|
ビタミンB2 | 皮脂の分泌を調整し、粘膜・皮膚を健やかに保つ。 脂質を代謝 |
タンパク質と一緒に。 水溶性で体内に蓄積されないからこまめに取った方が良い |
1.2g | マッシュルーム(0.28mg) 乾しいたけ(0.23mg) |
ビタミンB6 | 皮脂の分泌を調整し、粘膜・皮膚を健やかに保つ。 アミノ酸(タンパク質)の代謝をサポート |
タンパク質と一緒に。 水溶性で体内に蓄積されないからこまめに取った方が良い |
1.2g | にんにく(1.53mg) バナナ(0.38mg) |
ビタミンC | コラーゲンの生成を促進。 | タンパク質と一緒に。 水溶性で体内に蓄積されないからこまめに取った方が良い 熱に弱いから食事は生で |
100mg | キウイフルーツ黄肉種(140mg) いちご(69mg) |
ビタミンE | ターンオーバーの促進に関わる | ビタミンC・ビタミンAと一緒に | 6.5g | アーモンド(31.0mg) うなぎ(4.9mg) |
また、腸内環境が悪いこともニキビの原因となります。
ジャンクフードなどの脂っこい食べ物も控えるようにしましょう。
まとめ
ニキビの原因となるアクネ菌は油分を栄養に増殖するので、ニキビ肌にクレンジングオイルは良くないと言われています。
しかし、クレンジングオイルは汚れをスッキリ落としてくれるので、ニキビの原因となる皮脂や角質を洗い落としてくれるのです。
だから、ニキビ肌でも正しい選び方をすれば、クレンジングオイルを使うことができます。
- エステル系クレンジングオイルを選ぶ
- 抗炎症成分・殺菌成分配合のクレンジングオイルを選ぶ
- ノンコメドジェニックテスト済みのクレンジングオイルを選ぶ
上記の3つのポイントを押さえれば、ニキビ肌でも使えるクレンジングオイルを見つけられます。
今回紹介した選び方を参考に、自分の肌に合うクレンジングオイルを探してみてくださいね。